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キツネノワンタケの胞子が飛散、ヤマグワの花に感染し落果より発芽しかかったのを中G氏が見付け送ってくれたものである。大事に育て漸く芽が見られる頃となった。(2/23,UP.)
       キツネノワンタケなどの落果よりの発芽
横浜市
寺家ふるさと村
2013年2月14日
スギの黒点枝枯れ病 、この時期胞子を散布しスギの雄しべに付着したものが、それを養分として何年か住みつき枝を枯らし地上に落ち完全世代となり胞子の散布を繰り返す。スギの黒点枝枯病菌の完全世代
        ストロマテニア クリプトメリアエ (キンカクキン科)
小田原市
入生田
2013年2月7日
小田原は暖かいのだろうか?径3cm位のものが纏まって5-6個、何箇所かで見られた。菌核は地上に落ちた萎縮したツバキの花葉に付着子嚢盤を生じ噴射し近くに落ちている花の上で発芽し菌糸を出し花の組織を分解して生長し菌核となりツバキの花の咲く頃キノコ状になるといわれている。
        ツバキキンカクチャワンタケ(キンカクキン科)
枯れた竹に発生したスズメタケ(ワサビタケ属)、この種には何種類かあり検鏡後再UPしたいと思う。
     
         スズメタケ近縁種 (ワサビタケ属sp. クヌギタケ科)
新治市民の森2月度定例観察会、11名参加、天気予報より暖かく、歩いていると少し汗が滲む程。キノコは合いかわらずの不作。先月と同じ場所で今季最後と思われる地下生菌。
         ジャガイモタケ (イグチ科)
横浜市
新治市民の森
2013年2月3日
スギの枯枝から傘径約1-1.5cm位の白色のものが生えていた。ヒダは非常に粗く脈連絡がある。
青木仮称スギカワタケ?、長沢氏(スギシロホウライタケ?)。
         スギカワタケ?(スギシロホウライタケ) タマバリタケ科.
枝に赤いコブが出来たように見えるキノコ、肉座菌科の中で子座が樹皮を突きやぶって生じその上に裸の子嚢殻を群生するのがこの属の特徴である。この種は子嚢殻が赤紅色で0.4mm前後と大きい。ごく普通に広く分布。
         ネクトリア キンナバリナ (ボタンタケ科 ネクトリア属)
広葉樹の枯枝にまるで小さな海栗の棘状の様なものが多数発生していた。(肉色のものはHypocrea)。Valsaと良く似ているが長く伸びた子嚢殻の孔口が基質表面の孔口集合部分より、更に嘴状に伸びているかどうか。Valsaは伸びないがPeroneutypa は長く伸びる点が違う。
新治メンバーから先に付いている肉色状の菌に関しての質問があり、筑波大院の出川先生に問合せを行ったところ、同修士課程の中島氏が詳細な調査をしてくれた。その調査資料を新しく添付します。
出川先生、中島さんありがとうございました
        ペロネウタイパ (バルサ科、ジアポルテ目) (シトネタケ科、クロサイワイタケ目)
仲間の中G氏が横浜市寺家ふるさと村で2月2日に採集したもの。コケイロサラタケに似ているが托外被が違う。   コケイロサラタケの近縁種 (ヘミファキジウム科、ビョウタケ目)
この森の発生は毎年遅いが、今年は特に遅い、22の瞳で1cm位のものが漸く1本見つかった。
      ツバキキンカクチャワンタケ (キンカクキン科)
菌類ボランテアの要望により、博士号を取得した折原学芸員の論文要旨ミニ発表会があった。「日本産分類群を主とする、ヤマイグチ属(イグチ目イグチ科)に近縁なシクエストレート菌(Sequestrate fungi)の系統的分類。」について約3時間にわたり解りやすく説明を頂いた。折原先生、おめでとうございます。
          ミニ発表会
小田原市
県立生命の星・地球博物館
2013年1月22日